生野学園は、『教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない』とする教育基本法1条の志を具体化するために、1942年に、別府ショウノ洋裁学院として設立して以来、洋裁と料理に関する知識と技術を多くの卒業生の皆様にお伝えし、又、合わせて、一般教養の向上を図るとことを目的とし、即戦力の人材を育成し、社会に貢献してまいりました。
昨今の日本は、衣服に関しても、料理に関しても、多くの洗練された既製品が自動化された機械から生み出され、お金を出せば衣服も食べ物も手に入る時代になっています。その結果、これまで日本で生み出されてきた様々な技術やノウハウが消失し、又、加えて、最も大切な、つくる(創る/造る/作る)喜びをうしないつつあるように感じております。
生野学園は、本来の教育基本法の志を大切にしながら、加えて、日本の技術やノウハウの保全と共に、洋服をつくる喜び、料理をつくるよろこびを広く皆様につたえたいと考えており、幅広く、かつ、柔軟な教育プログラムを今後も検討し、高校を卒業してまもなくの方のみならず、社会にでて再度学びたいという一般の方まで門戸を広げててまいりたいと考えております。
お堅いおはなしとなってしまいましたが、授業自体は、家族的な雰囲気で、又、親身なご指導をさせて頂きたいと考えておりますので、是非ご検討をお願いいたします。
準学校法人 生野学園 理事長